macOS13搭載MacでUSBドングルが使えない現象について
ある条件下において、MacでUSBドングルを使った画面共有が行えない、という問題が発生することがあります。
発生条件/原因はすでに究明されており、解決方法が提示されています。
それらについて説明いたします。
■現象
弊社提供の画面共有用USBドングルWT01をMacのUSB端子に接続して画面共有を行おうとすると、画面共有アプリで図のようなエラーが表示され、投影に失敗することがあります。
弊社取り扱いの、V5世代MAXHUB T65FA/T86FA/V65FA/V75FAで発生することがあります。
■発生条件/原因
上記現象は、以下の条件で発生します。
1.macOS13(Ventura) 搭載のMacを使う。
2022年10月に初版がリリースされた、最新版のmacOSです。
2.WT01Aという型番のUSBドングルを利用する。
弊社取り扱いの、USB Type-Aドングルです。
3.MAXHUBにインストールされている「ExceedShareServerResources」のバージョンが3.50.650もしくはそれ以前のものである。
バージョンは、Windowsの「設定」 > 「アプリ」 > 「インストールされているアプリ」で確認することができます。
上記条件すべてに当てはまるときにだけこの現象が発生します。macOS13よりも前のOSを搭載したMacを利用したり、USBドングルではなく画面共有アプリやAirPlayなどを利用した場合には発生しません。
■原因
macOS13で導入されたUSBドライバの仕様が一部変更されており、MAXHUBの画面共有ソフトウェアとの互換性が取れなくなったことが原因です。
■解決方法
以下の3通りの解決方法があります。
1.画面共有アプリやAirPlayを利用する
https://www.maxhub.vip/share/ などのサイトから、Mac用の画面共有クライアントアプリ(「MAXHUBShare」)がダウンロードできます。
このアプリやAirPlayを利用して画面共有を行う場合には本現象は発生しません。
2.USBドングルとしてWT02を利用する
弊社取り扱いのUSB Type-CドングルであるWT-02をMacのUSB Type-C端子に接続してお使いいただく場合には本現象は発生しません。
3.MAXHUBの画面共有ソフトウェアをアップデートする
以下の方法で、MAXHUBの画面共有ソフトウェアをアップデートすることができます。
①ファイルのダウンロード
次のファイル名をタップして、リンク先のZIPファイルをダウンロードしてください。
“Screen_share_receiver.zip” ※ファイル容量:300MB
②ダウンロードした“Screen_share_ receiver.zip”ファイルを展開してください。以下の3つのファイルが現れます。
・ExceedShareServerManualSetup_oversea_2.4.8.56.exe
・ExceedShareServerResourcesSetup_maxhub_oversea_v_2.4.8.791.exe
・ExceedShareServerSetup_3.12.5.24.exe
③展開したファイルを一つずつ実行してください。実行する順番は順不同で構いません。
④実行し終わったファイルは、ダウンロードしたzipファイルともども削除してかまいません。
最後に再起動してアップデートは完了です。アップデート後の「ExceedShareServerResources」のバージョンは2.4.8.791になっています。
このアップデートにより、別の不具合が発生するなどの副作用はありません。Macを利用した画面共有を行う可能性がある方はこのアップデートを行うことをお勧めします。
症状が改善されない場合は弊社までご連絡ください。
【MAYA SYSTEM MAXHUBサポートセンター】
メール :maxhub_support@mayass.com
電 話 :03-6833-6010
営業時間:10時~18時(土日祝除く)